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第61回秋季関東高校野球大会
大会トピックス
2008/11/03(月)
ベスト4逃す 下妻二惜敗 桜ノ牧沈黙
第61回秋季関東高校野球大会第3日は3日、神奈川県の保土ケ谷球場と横須賀スタジアムで準々決勝があり、本県第1代表の下妻二と第2代表の水戸桜ノ牧はともに敗れ、来春の甲子園出場が確実視される4強入りを逃した。
下妻二は習志野(千葉1位)と対戦。3点をリードされて迎えた五回表に1点を返し、続く六回に同点に追い付いた。その後、両者譲らず決着は延長へ。十一回に坂入優樹(1年)の左前適時打で1点を勝ち越したが、その裏に2点を入れられ、サヨナラ負けを喫した。
水戸桜ノ牧は前橋商(群馬1位)と対戦。序盤で失点を重ねる苦しい展開。四回までに8点をリードされた。打線も奮わず、1点を返せないままコールド負けとなった。
第4日は4日、保土ケ谷球場で準決勝を行う。第1試合(午前10時)は習志野-高崎商(群馬2位)。第2試合は(午後0時30分)前橋商-慶応(神奈川1位)。
2008/11/03(月)
粘り及ばず延長で涙 拙守での失点響く
下妻二-習志野 6回表下妻二1死満塁、古田部主将が中前2点適時打を放ち同点に追い付く=横須賀スタジアム
中盤に同点に追い付き、延長で勝ち越し。下妻二の真骨頂である競り合いに持ち込んだが、守りの乱れで失点、あと一歩で4強入りを逃した。惜敗に小菅勲監督(41)は「バッターはよく頑張って点を取ったが、ちゃんと守れないと野球にはならない」と唇をかんだ。
打線は粘り強かった。四回までに3点リードされたが、五回に1点を返し、六回には一死満塁から古田部浩壱主将(2年)が「外のスライダーを合わせた感じで打った」と同点の中前2点適時打を放ち、一塁上でガッツポーズ。延長十一回二死一、二塁の好機には坂入優樹(1年)が左前に勝ち越しの適時打を放ち、ベンチは歓喜に沸いた。
しかし、喜びは一瞬だった。抑えの野村達也(2年)が内野安打、死球に続き暴投でピンチを広げ、最後は内角を狙ったあらん限りのスライダーが「真ん中に入ってしまった」と右中間へはじき返された。打球を目で追った野村はがっくりとひざを落とし、しばらく動けなかった。
勝負をあきらめない姿勢は貫き通した。だが、4強を懸けた大一番で4回までに3失策と野選はすべて失点につながった。目を赤く腫らした古田部主将は「守備を中心に鍛えていきたい」と出直しを誓い、野村も「課題を持ってピッチングをしていきたい」と話した。
小菅監督は「この敗戦をどう生かしていくのか。来年の春、夏につなげなければこの敗戦は意味はない」と総括した。悔しさと課題を知った選手たち。来春の巻き返しへの戦いは始まっている。
2008/11/03(月)
2番手坂入、試合つくる
6回から2番手で登板した坂入優樹(1年)が5回無失点の好投を見せ、中盤から終盤にかけて試合をつくった。
直球主体にスライダーやカーブ、ツーシームを冷静に低めに配し、相手打線の凡打を築いた。それでもチームの敗戦に肩を落とした右のエースは「冬に走り込んでもっと足腰を強くしたい。気持ちの面でも強くなりたい」と前を向いた。
2008/11/03(月)
下妻二・古田部浩壱主将(2年)
「もう終わったんだなという気持ち。この悔しさを来年春の関東や夏に優勝して甲子園に出場したい」
2008/11/03(月)
下妻二・時野谷尚樹投手(2年)
「スライダーがあまり決まらなかった。きつい練習をして、自分と坂入と野村で、甲子園を狙える野球をやりたい」
2008/11/03(月)
吉久保3回持たず降板 「少し疲れていた」
前橋商-水戸桜ノ牧 1回裏1死一、二塁のピンチを迎え、捕手・青木(左)のアドバイスを聞く吉久保=保土ケ谷球場
頼みの1年生エース吉久保諭志が3回持たず降板。水戸桜ノ牧のもくろみは狂った。
「少し疲れていた」と自ら認めた通り、1回戦で力投した吉久保の姿はなかった。二回裏二死三塁のピンチを招くと試合前、海老沢芳雅監督(47)が「要注意」と警戒していた後藤駿太(1年)に右前へ先制打を浴びた。その後、一塁手との連係ミスから投ゴロを安打としてしまい、さらに1点を失った。
三回には3長打にスクイズが絡み、3点を加えられた。捕手の青木崇(2年)は「吉久保は疲れから制球がいまいちだった。前橋商は甘い球を見逃さず、しかも大振りせずにミートしてきた」と話した。
先制され、奮起しなければならない打線だが、つながらない。相手投手のコーナーを丹念に突く投球の前に凡打が続く。「スピードはそうでもないのに、制球がすごかった」と4番茂垣智大(同)。「追い込まれる前に打つ」という指示も通用しなかった。8点差で迎えた七回、二死満塁と粘ったが、大西駿樹(1年)が二ゴロに終わり、コールド負けが決まった。
試合後、ダッグアウトを去る選手たちは下を向いたまま。しかし、初出場で関東大会1勝を挙げ、歴史の新たな一ページをつくった。河野孝太郎主将(2年)は「1勝で得た自信と負けで味わった悔しさを次に生かせるよう、冬にしっかりと練習したい」と言い切った。厳しい冬を耐えた後ほど、春は暖かく感じるに違いない。
2008/11/03(月)
水戸桜ノ牧・海老沢芳雅監督(47)
「吉久保は疲れていた。腕が振れていなかった。吉久保が崩れると厳しい試合になると思っていた。2番手、3番手の投手が育ってくれないと来春、来夏は厳しい」
2008/11/02(日)
桜ノ牧逃げ切る
第61回秋季関東高校野球大会第2日は2日、神奈川県の横須賀スタジアムなどで1回戦4試合を行い、本県2位代表で初出場の水戸桜ノ牧は、花咲徳栄(埼玉1位)を6-3で下した。水戸桜ノ牧の吉久保諭志(1年)は粘りの投球で3失点完投。打線も小刻みに得点を重ねた。このほか川口青陵(埼玉2位)、高崎商(群馬1位)、前橋商(同2位)が勝ち上がった。
第3日は3日、同スタジアムなどで準々決勝4試合を行う。本県1位代表の下妻二は午前10時から同スタジアムで習志野(千葉1位)と、水戸桜ノ牧は午前10時から保土ケ谷球場で前橋商とそれぞれ4強入りを懸け対戦する。
2008/11/02(日)
1年生エース吉久保粘投 埼玉1位の花咲徳栄撃破
花咲徳栄-水戸桜ノ牧 3失点で完投した水戸桜ノ牧の吉久保=横須賀スタジアム
初陣、水戸桜ノ牧が最高の形で1回戦を突破した。埼玉1位代表相手に、投打で一歩も引かない安定した戦いぶり。海老沢芳雅監督(47)は「先発の吉久保の好投が一番大きい。先に点を取ろうと先行を選んだ。相手のエラーで点が入り、選手がリラックスできた」と厳しい表情ながらも満足げに話した。
海老沢監督が勝利の立役者に挙げた1年生エース、吉久保諭志は、173?、63?と細身の体に闘志をみなぎらせていた。「ブルペンの時も調子よくて自信を持って投げた」と直球主体に、得意のスライダー、フォークを織り交ぜ、淡々と打たせて取る投球に集中。最大のピンチは5点リードで迎えた八回裏。連続適時打で3点差とされ、なおも一死一、二塁のピンチが続いた。その時、ベンチから伝令が走った。「攻めの気持ちを忘れるな」。監督の言葉を受け、気を奮い立たせ、後続を左飛、二ゴロに仕留めた。吉久保は「自分が最後までいく。強気で臨んだ」とエースらしい踏ん張りだった。
打線も好調だ。「先に1点を取り、リズムに乗りたい」(海老沢監督)との狙い通り、相手バッテリー間の乱れから先制。終盤の七、八回に2点ずつダメ押し、吉久保を援護した。
攻守ともに上げ潮に乗った。それでも準々決勝に向け海老沢監督は「相手がどこであれ、胸を借りるつもりで謙虚な気持ちでいきたい」と手綱を締める。自信と勢いを増したチームは、一気に4強入りを懸けた戦いに挑む。
2008/11/02(日)
水戸桜ノ牧・河野孝太郎主将(2年)
「エラーが無かったのが大きかった。ミスがあると流れが(相手に)いってしまうので、エラーしないように頑張りたい」
2008/11/02(日)
バントで流れつかむ 田口
6回が終わり1点リード。追加点が欲しい好機で田口拓哉(1年)の冷静な動きが試合の流れをぐっと引き寄せた。
七回二、三塁でカウント0-1。その2球目。「ボール球だった」と高めの直球にバットを合わせ投前に転がした。欲しい1点ともに、懸命に一塁に走り抜け内野安打をもぎとった。
チームは五回一死二、三塁で、スクイズを失敗していた。そのプレッシャーをはねのけての成功。「サインはセカンドへのプッシュバントだった。(うまく)転がすことができた」と笑顔をのぞかせた。
2008/11/01(土)
下妻二開幕戦制す
第61回秋季関東高校野球大会は1日、神奈川県の保土ケ谷球場などで開幕。第1日は、1回戦3試合を行った。
本県1位代表で5年ぶり2度目出場の下妻二は、4長打を含む15安打で甲府工(山梨2位)を11-6で下し、準々決勝に進出した。
このほか、習志野(千葉1位)と木更津総合(千葉2位)が勝ち上がった。この結果、下妻二の準々決勝の相手は習志野に決まった。
第2日は2日、同球場などで1回戦の残り4試合を行う。本県2位代表で初出場の水戸桜ノ牧は、午後0時30分から横須賀スタジアムで花咲徳栄(埼玉1位)と対戦する。
2008/11/01(土)
野村、緊張解く先制打 大舞台で「普段通り」発揮
下妻二-甲府工 1回裏下妻二2死三塁、野村が先制点となる中越え適時打二塁打を放つ=保土ケ谷球場
開会式直後で球場全体に緊張感が漂う中、下妻二の小菅勲監督(41)は選手に普段通りの動きを要求した。「慣れない球場でも自分たちの野球は変わらない。地に足をつけ、先制したい」。指揮官の求めに選手はしっかり応えた。
緊張を解く“最良の薬?は先制点で、早くも初回、チャンスをものにした。四球の松尾勝太(2年)がすかさず盗塁。二死三塁となり、県大会打率5割の4番野村達也(同)は、「甘かった」と外寄りのカーブをたたき中越えの適時二塁打。これでチームは流れに乗った。
二回には敵失から走者をため、二死二、三塁で山口大貴(1年)、羽子田竣平(2年)が連続して右前適時打を放ち3点を追加した。相手チームの気勢をそぎ、五回を終え9点のリード。県大会での集中力をこの試合でも見せた。
六、七回に坂入が相手打線につかまったが、八回途中から3番手で登板した野村が気迫の投球。九回表、最後の打者のバットが空を切った瞬間、下妻二ナインは顔をくしゃくしゃにして、喜びを表した。
4安打2打点と活躍した野村は「調子が良かった。次もきょうのような試合ができればいい」と充実した表情。下妻二を率いて9年目で関東大会初勝利の小菅監督は「勝因は先制点。よく打ってくれた。(4失策は)修正して、次の決戦にそなえたい」と引き締めた。大舞台で力を出した選手たち。4強を懸けた次の大一番でも発揮するはずだ。
2008/11/01(土)
緩急さえた 先発時野谷
左のエース時野谷尚樹(2年)が先発の役目をしっかり果たした。
直球主体にスライダーとツーシームを投げ分け、緩急をつけた投球がさえた。4回を投げ無安打1失点。三回に二つの失策が重なり得点を許したが、テンポのいい投球は相手チームの凡打を誘い、試合をつくった。
「(先発は)当日言われて結構緊張した。右打者には追い込んでからのツーシームがよかった」と勝利に貢献し笑顔。「あと一勝してセンバツに行ける切符を手にしたい」と意欲を見せた。
2008/11/01(土)
次もいつも通りに 下妻二・古田部浩壱主将(2年)
「よかった。チームは変わったことはしていない。相手が代わろうが、次もいつも通りの野球をやっていきたい」
2008/10/18(土)
下妻二、甲府工と初戦 桜ノ牧は花咲徳栄 組み合わせ決まる
来春の選抜高校野球大会(センバツ)の重要な参考資料となる第61回秋季関東高校野球大会の組み合わせが17日、別表の通り決まった。本県からは県大会優勝の下妻二と準優勝の水戸桜ノ牧の2校が出場。下妻二は甲府工(山梨2位)と、水戸桜ノ牧は花咲徳栄(埼玉1位)と1回戦で対戦する。今春は水戸商が県勢3年ぶりのセンバツ出場。それに続く出場を目指す両校に大きな期待が掛かる。
大会は11月1日から5日間、東京を除く関東7県の代表15校(神奈川3校)が参加。神奈川県の保土ケ谷球場、横須賀スタジアムで開かれる。
5年ぶり2度目の下妻二は、勝負どころを逃さない試合巧者ぶりが際立つ。投手陣は左腕時野谷尚樹(2年)、右腕坂入優樹(1年)の2枚看板。ともに横手投げから緩急をつけたボールをコーナーに集め打ち取る。打線は少ない好機を確実にものにする。野村達也(2年)、時野谷は県大会で高打率をマーク。古田部浩壱主将(同)と併せ打線の核を担う。継投を念頭に競り合いに持ち込めるかが鍵になりそうだ。
甲府工は4年ぶり22度目の出場。主戦は右腕小俣駿(2年)。打たせて取る投球が持ち味で、チームは守りからリズムをつくる。打線は3番清水和馬主将(2年)が打率4割超の好打者だ。
初出場の水戸桜ノ牧は、攻守に安定感のある粘り強い試合を展開する。主戦の右腕吉久保諭志(1年)は得意のスライダー、スローカーブを巧みに使い、丁寧な投球を見せる。チーム打率は3割を超え、河井甚哉(2年)、茂垣智大(同)の主軸は強力。陣野豊(同)、大西駿樹(1年)は高い出塁率を誇る。先制点を奪い投手陣を援護し、優位に試合を進めたい。
花咲徳栄は3年連続5度目の出場。主戦の左腕五明大輔(1年)、抑えの右腕東谷優(2年)を柱とした継投で接戦に強い。打線は永田恭一(同)、伊藤政利(同)ら主軸が長打力を秘める。
■下妻二・小菅勲監督(41)
「初めての対戦。これから分析する。相手がどこでもやる野球は変わらない。自分たちの野球を貫き通したい」
■下妻二・古田部浩壱主将(2年)
「五分五分という考え。相手が決まり、大会が始まっていると感じる。気合を入れてやっていきたい」
■水戸桜ノ牧・海老沢芳雅監督(47)
「対戦したことのないチーム。小差の納得するゲームをしたい。決勝をやるように一戦目からいく」
■水戸桜ノ牧・河野孝太郎主将(2年)
「去年、水戸商が勝っている相手。頑張れば倒せると思っている。一戦一戦大切に一生懸命やるだけ」
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