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 紛争テーマにシンポ 日本の国際貢献探る 水戸
2010/03/14(日) 本紙朝刊 第1社会 A版 19頁

 国際的な紛争問題を考えるシンポジウム「武力で平和は創(つく)れるか−紛争の歴史と紛争地域の実情から」が13日、水戸市千波町の県民文化センターで開かれた。一般市民や弁護士など約70人が参加し、専門家2人の講演と討論を通して日本が対応すべき課題や必要な視点を学んだ。
 講演したのは、元テレビ局記者で国際問題ジャーナリストの寺内正義さんと日本国際ボランティアセンターの谷山博史代表理事。
 寺内さんは、テロリストと超大国による戦争で発生する大量殺りくが民衆の恨みを生じさせ、テロが増大して戦争が一層激しくなる悪循環を強調。「ゲリラが拡大再生産され、悲劇が止まらない」と指摘した。
 谷山さんは、現地での活動を紹介しながら日本が非軍事的な人道支援や復興策を貫く必要性を強く訴え、「現場の体験を踏まえると、武力で平和は作れないと確信できる。対話の積み重ねが進まないと支援は難しい」と話した。
 討論では、2人が紛争問題に対する日本の対応策について持論を展開。寺内さんは「一人一人が戦争の真実の姿を見抜く努力をするのが出発点」と呼び掛け、谷山さんは「日本は民政支援に徹し、現地の信頼を得て恵まれた物資を生かすべき」と訴えた。
 シンポジウムは県弁護士会が関東弁護士会連合会と共同で開催した。
 同会憲法委員会の谷萩陽一弁護士は「本当に軍事貢献が必要かどうか、原点に返って解決策を考えるべき」と話した。

【写真説明】
国際紛争への日本の対応などについて考えたシンポジウム=水戸市千波町の県立県民文化センター分館

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